寸劇!紙飛行機大会

 大人と子供がペアになってペアになって、紙飛行機大会、はっじまっるよー! まずはチーム紹介だ!

Aチーム
 アキラくん&会社役員


アキラ
「がんばって優勝を勝ち取るぞー」


会社役員
「不景気め、来るなら来い」

Bチーム
サトミちゃん&落語家


サトミ
「ぜったい優勝して商品券をゲットよー!負けないわー!」


落語家
「しっかりしてるなあサトミちゃんは。あっ思いついた。いくら飛行…紙飛行機とはいっても、心だけは折らないようにね!」


サトミ
「初対面のおじさんが名前で呼んできた」

Cチーム
 フトシくん&ロボット・オリモ


フトシ
「どうして僕のパートナーだけ感情がないの!」


ロボット・オリモ
「フトゥシ君、一緒ニ力ヲ合ワセテ、マンガ家ニナロウ」


フトシ
「僕の名前をインプットし間違えてる上に意味がわからないよー、うわーん!」

実況
「盛り上がってきました。それにしても作者はガラッと作風を変えたようですが」


解説
「正解ですね。ここで変えないと悪い固まり方をするところでした」


実況
「ブックマークも全然つきませんでしたね」


解説
「この前ちょっとついたけどね」


実況
「でも、基本つかないでしょ」


解説
「それはみんなが怠慢だからですよ。ふざけんなよ。ふいにマウス持ち上げた時に、あれこの赤いのなに、なんの光? ってなればいいんですよ」


実況
「時々なってると思いますけどね。人のこという前に己が頑張れよ。ところでロボットが妙なことを言っているようですよ?」


解説
「ええ、筆者はバクマンの2巻を買っていますから要注意です。基本的に読んだマンガはその日にパクりますから。ロボット+マンガ好き、この設定はいい。最高だ」


実況
「にしても、とにかくロボットがよく出てきますねぇ、あと忍者」


解説
「文句だけなら誰にだって言えるんだよ」


実況
志村けんも」


解説
「志村は多い」


実況
「志村言うな。あっ、始まりますよ。勝手に折り始めましたよ。審判的な人がいないから。どうします? 審判を呼びますか?」


解説
「呼ばなくていい。書くのめんどくせーから」

Aチーム


会社役員
「アキラくん。紙飛行機の折り方はわかるかい?」


アキラ
「うん。でも、僕のやり方だとあんまり飛ばないんだ。おじさんは知っているの?」


会社役員
「私は会社のことだけを考えて30年間生きてきたんだ。紙飛行機のことは一切知らない。でもねアキラくん、私は一度だって後悔したことはないよ。本当だよ」


アキラ
「う、うん。わかったよ」


会社役員
「本当かい? 本当に信じてくれるのかい?」


アキラ
「う、うん。信じる。信じるよ」


会社役員
「ありがとう」


アキラ
「いや……」


会社役員
「本当にありがとうな」

Bチーム


落語家
「おやおや、さっそく嫌われちゃったかな」


サトミ
「ごめんなさい。でも知らないおじさんが急に下の名前で呼んでくるからビックリしちゃったのとあとキモくて…」


落語家
「そんなこと言われると辛いな〜。あっ! 本当に人生、山………いやいやいやいや。……今ね、人生山あり谷ありと山おり谷おりで一発かけようと思ったけど、ちょっと安直だから言わないでおいた」


サトミ
「そうやって一歩引いて発表するのが一番卑怯だと思うけど……」


落語家
「言ってくれるね」

Cチーム


ロボット・オリモ
「フトゥシ君、ヨロシク。絶対連載を勝ち取ろう」


フトシ
「頑張るのは紙飛行機だし、僕の名前はフトシだよ オリモ君」


ロボット・オリモ
「フ…フトゥシ……フトゥ………フ……」


フトシ
「フトシ! フトシだよ! がんばって!」


ロボット・オリモ
「フクシくん……」

Aチーム


アキラ
「おじさん違うよ。銀紙で折ったやつは飛ばないんだよ。ダメだよ」


会社役員
「アキラくん」


アキラ
「ダメだっておじさん。負けちゃうよ!」


会社役員
「アキラくん」


アキラ
「な、なに……」


会社役員
「アキラくんよ」

Bチーム


サトミ
「やんないの? じゃあ、私一人で折っちゃうよ」


落語家
「……」


サトミ
「ふてくされてんの?」


落語家
「……」


サトミ
「落語家ってそんなん?」

Cチーム


ロボット・オリモ
「フクシくん、飛行機の先端に消しゴムの欠片をつけたらどうかな。重みで飛行機が水平になるんだ」


フトシ
「オリモくん、僕を落合ジュニア呼ばわりした途端にどうして急に日本語ベラベラに……紙飛行機も作り始めるし……」


ロボット・オリモ
「ちなみに、今の知識も、今週の『アゴなしゲン』からパクっているんだ」


フトシ
「あれ読んでるんだ……」


ロボット・オリモ
「読まない時もあるよ」

Bチーム


サトミ
「頑張ってる人もいる。いるよ? それはいるけど、どこの馬とも知れないほとんどの落語家は、才能無い奴が伝統によっかかってるだけなんじゃないの。それは落語家って言えるの? 肩書きは落語家かも知れないよ、知れないけど、実際は単に世間からはじかれた落伍者なんじゃないの? 落語家だけに」


落語家
「このアマ……」


サトミ
「……」


落語家
「うまっ……」


サトミ
「!」


落語家
「言わせておけば うまっ……」

解説
「終わり方めんどくさくなっちゃった」


実況
「悪い癖」


解説
「だってめんどくさいんだもん」


実況
「そうじゃなくて、本当は力不足でできないものを『めんどくさいからやらない』って言うのが悪い癖」


解説
「………話変わるけど、今年の風間やんわりめっちゃおもしろいな」


実況
「ああ、『食べれません』」


解説
「そう特に。今週はそーでもないけど」


実況
「どないやねん」


解説
「なんで関西弁?」


実況
「どないやねんを標準語で言うのが難し……じゃあ何、何、なんて言えば……… 今年の風間やんわりおもしろいけど、今週はそうでもないよ」


解説
「それって一体どういうことなんだろうなぁ」


実況
「歯切れ悪いな〜」


解説
「僕にはわからないなぁ。ここまで」


実況
「長っ」


解説
「へへへ」


実況
「最後に言うけど、さっき言ってた『書くのめんどくせーから』もモンモンモン1巻のパクりでしょ」


解説
「丸裸だね、今日は」