楽器がいっぱいつまった音楽準備室で、ぼくと大橋くんは息を潜めていた。 隣の音楽室からはピヤノの音が聞こえてくる。 曲にならない、途切れ途切れに一つずつ鍵盤を押す音だ。でも、一つ押すたびにハクいスケの笑い声が聞こえてくるので、ぜんぜんさびしく…
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