再開と説明と追い込まれた火の玉ボーイの立場について

 あの火の玉ボーイが帰ってきた。一ヶ月半前、かっこいいと思って更新を停止したそこそこのブログ「ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ」が、この一ヶ月半の間特に何も無いまま、格別おもしろくなったわけでもなく漠然と更新を再開する。
 その期間、mixiで三人の方のみに向けて書くというサークル活動のようなことをしてきたアイツ(火の玉ボーイ)は、このたび、まず創作をmixiに書いて、ある程度したらブログに載せるという方式を思い付くことに、ビックコミックを立ち読みしている時に成功した。そうすることで、時間を置いて読み返してから改訂・掲載することが可能になり、作品のクオリティーが飛躍的にアップするのだ。喩えるならば、泥水をこして飲むのである。
 しかし、なぜたった一月半でそんなことするのか、あの更新停止はなんだったのかと問われれば、いよいよアイツ(火の玉ボーイ)もそろそろ就職活動し始めなければならない感じになってきたからである。今回はまじで。リクルートリクルートと親がせかすのである。つらい。リクルートってなんだよ、こえーよ。アイツ(火の玉ボーイ)は、自分の部屋にいるのにも関わらず床にひざを突いてしばらく(晩御飯に呼ばれるまで)動かなかった。悶絶するほど働きたくない。年中、こんなことがしていたいんだ。
 おわかりになられただろうか。そのため、アイツ(火の玉ボーイ)はほとんどビジネスで更新を再開するのである。昨今、こんな情報化昨今、ネットには濡れ手で粟の風が吹いている。金のなる木がヴァーチャル映像で揺れている。今日から、アイツ(火の玉ボーイ)はビジネスライクにブログをやる気だ。どんどん口コミしろとプレッシャーをかけていく気だ。友達の輪を出版社まで広げていく気だ。なんてずうずうしいんだ。もしそれでもダメだと言うのなら、外人の嫁をもらって日記を書く覚悟まであるという。よせ、そんなことを言ったらバカにしてると思われるぞ。よせ、山手線の小型テレビで結構見入っちゃうくせに、よせ。